ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年12月31日土曜日

よいお年をお迎えください!


 今年4月23日のオープン後、みなさまに支えられて年末までたどり着きました。本当にありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

2016年12月30日金曜日

【本の紹介】うどんできた!



うどんできた!
ちいさなかがくのとも2017年2月号
福音館書店

加藤休ミ さく
本体389円+税

 小麦粉と水と塩。これだけでうどんが作れます。どうやってつくるのか。この絵本を見ながら、さっそく挑戦してみましょう。
 おかあさんが「うどんつくるわよ。まずはうどんのこなをだします」と言うと、うどん作りが始まります。手でこねて、足で踏んで、うどんの感触を肌から感じます。
 作者の加藤休ミさんは、インスタント全盛の今、うどん作りの体験は食べ物を知るための経験になると言います。肌を通じて食べ物を知ることは、子どもたちにとって貴重な体験になるでしょう。
 加藤さんが言うように「自分で作ったうどんは ”愛着うどん”」。うまく作れなくても楽しい。そして、美味しい。寒いときの温かいうどんは格別です。

2016年12月29日木曜日

【おすすめの1冊】アンジェロ



アンジェロ
ほるぷ出版
本体1400円+税

デビッド・マコーレイ 作
千葉茂樹 訳
(2006年5月25日発行)

 アンジェロは壁塗り職人のおじいさんです。今は古い教会の壁のぬりかえをしています。仕事中に息も絶え絶えのハトを見つけました。
 仕事を終えたアンジェロはハトをすくいあげ、帽子に入れました。帰る途中、どこかに捨てていくつもりでした。でも、町はとてもぶっそうです。家に着いたとき、ハトはまだ帽子の中でした。アンジェロとハトの交流が始まります。一人暮らしのアンジェロは、ハトを手当てして一緒に暮らすようになります。
 ハトは元気になり、アンジェロの家を出ていきます。でも、ときどきアンジェロを見に行きました。疲れた顔をしているアンジェロが心配です。アンジェロはハトをシルビアと名付け、いつも寄り添うようになりました。年老いたアンジェロもシルビアの行く末を心配しています。
 アンジェロとシルビアのお互いの思いやりが強く胸を打ちます。柔らかいタッチの絵は、少しユーモラスにやさしい心を表現しています。子どもに読み聞かせることを通じて、大人も楽しめる絵本です。

2016年12月28日水曜日

福音館書店の月刊誌2017年2月号が入荷しました!



 福音館書店の月刊誌2017年2月号をお届けします。「こどものとも年中向き」のタイトルは「へんてこなおきゃくさん」。あこちゃんがはじめてお留守番をしていると、とてもへんてこなものがやってきました。傘のおばけみたいに見えるけど、お話する声はどこかで聞いたことがあります。このおばけは、いったい何でしょう。
 仕掛け絵本になっているのは「こどものとも年少版」です。どんな仕掛けか、よく注意して見てください。タイトルは「てじなのやかた」。手品師が登場して、数々の手品を披露するお話です。
 うどんづくりが楽しめるのは「ちいさなかがくのとも」の「うどんできた!」。うどんの作り方を紹介しています。自分で作るうどんはとても美味しそうです。
 「こどものとも0.1.2」は「ちゃぷちゃぷぷーん」がタイトル。昆虫絵本でおなじみの得田之久さんが文を書きました。「こどものとも」の「なんでももじもじ」は何でも文字の絵にしてしまうのが面白い。「かがくのとも」は「リュウノヒゲ」、「たくさんのふしぎ」は「ゆきがうまれる」がタイトルです。「母の友」の特集は「LGBT じぶんの性をいきる!」です。セクシュアリティについて考える、よいきっかけになりそうです。

2016年12月25日日曜日

ストレートコーヒーの豆が変わりました!



 くわのみ書房で提供するストレートコーヒーの豆が変わりました。マンデリン・タノバタックをお楽しみいただけます。インドネシアのスマトラ島北部のリントン地区で生産されています。コクと甘味が豊かに感じられ、しっとりとしたなめらかな質感です。
 マンデリンは、かつてマンデリン族という種族が栽培していたことからその名前が付いたといわれています。タノバタックとは、バタック族の農家で生産されている豆を指すようです。
 「す~ときれいに消えていくやさしい苦味の余韻」。マンデリン独特の味わいをお楽しみください。

2016年12月24日土曜日

【本の紹介】サンタクロースの11かげつ すてきなきゅうかのすごしかた



サンタクロースの11かげつ すてきなきゅうかのすごしかた
岩崎書店
本体1400円+税

マイク・リース ぶん
マイケル・G・オントゴメリー え
三辺律子 やく

 1年のうち12月は大忙しのサンタクロース。おもちゃを山ほどつくって子どもたちに届けなければなりません。でも残りの11カ月は何をしているのでしょう。
 1月から11月まで、サンタクロースはお休みです。まるまる11か月のお休み。1月はダイエットに挑戦、2月は天気が悪い北の国を離れてアメリカのハリウッドに行き、3月は変装して街を歩き、などなど。5月には、なんと相撲を取りに日本までやってきました。
 サンタクロースといつも一緒にいるのはトナカイとエルフです。エルフは、アメリカで伝わるお話に登場する妖精です。とがった耳が特徴で、サンタクロースの助手をしています。
 今日はクリスマスイブ。なんとも愉快なサンタクロースと楽しいクリスマスを過ごしましょう。

2016年12月23日金曜日

クリスマスプレゼントを用意しました!





 ご来店の方にクリスマスプレゼントを用意しました。かわいい動物たちのマスコットです。小さいリースのストラップもあります。数に限りがあります。在庫切れの際はご容赦ください。

2016年12月22日木曜日

「暮らしの手帖別冊 暮しの手帖のクイックレシピ」が入荷しました!



 「暮らしの手帖別冊 暮しの手帖のクイックレシピ」が入荷しました。10人の料理家が「ただ早いだけではなく、誰にでも無理なく美味しく作れる」レシピを紹介します。
 大きな特長は〈1〉主材料は3つまで〈2〉かかる時間は5~20分くらい〈3〉家にある基本の調味料で-。「メインおかず」「サブおかず」「ご飯・麺類」の3章で、全114皿が紹介されています。
 料理家10人が「わが家のクイックアイデア」についてコラムも書いています。6人の著名人が寄稿しているレシピ付きのエッセイも楽しい。
 忙しいけど、おいしく食べたい人のための「ひと工夫ある時短レシピ」です。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年12月21日水曜日

【本の紹介】あおいともだち



あおいともだち
偕成社
本体800円+税

佐々木マキ

 男の子がお手紙を受け取ったところからお話が始まります。
 手紙を読むと「おげんきですか あそびにきてね」と書いてあります。差出人は「あおいともだち」。でも、男の子はあおいともだちが誰かわかりません。
 男の子はあおいともだちを探しますが、なかなか会えません。次から次へと、いろいろな色の動物や、なんと魔女にも出会います。出会いの繰り返しを楽しみましょう。
 いよいよ最後に、あおいともだちが登場。どんなともだちでしょう。楽しく遊んで、この絵本はおしまい。

2016年12月18日日曜日

【本の紹介】あかいけいと



あかいけいと
偕成社
本体800円+税

佐々木マキ

 女の子が赤い毛糸を見つけたところからお話が始まります。
 くるくると巻き取っていくと、女の子は「あらハートのかたち」とちょっとびっくり。
 毛糸は次から次へと、いろいろな形を描きます。さあ、今度は何が出てくるのでしょう。毛糸の変化の繰り返しを楽しみます。
 一本の毛糸が描く一筆書きの絵。とてもシンプルに描かれた絵本です。最後に登場する人にはみんなびっくりするはず。びっくりして、にっこりして、この絵本はおしまい。

2016年12月16日金曜日

ヒグチユウコ「すきになったら」絵本原画展が開かれています!



 ヒグチユウコさんの「すきになったら」の原画展が開かれています。この絵本で幼い少女が好きになった相手はワニ。その存在感に圧倒されながら、ワニを愛する少女の心情に誰もが心揺さぶられます。原画を通じて、作者が描く世界をリアルに体験してみましょう。入場無料です!

ヒグチユウコ「すきになったら」絵本原画展
【開催日時】
2016年12月16日(金)~25日(日)
※12月19日(月)は休廊
13:00~18:00 入場無料
【会場】
ブロンズ新社 青銅Room J
(東京都渋谷区神宮前6-31-15-3B, 3C、tel. 03-3498-3272)

2016年12月15日木曜日

「かぞくのじかん 冬 Vol.38 2017/WINTER」が入荷しました!



 「かぞくのじかん 冬 Vol.38 2017/WINTER」が入荷しました
 特集のテーマは「段どり上手のシンプル掃除と暮らし方」。年末の大掃除を考えていらっしゃる方におすすめです。忙しくなれば忙しいほど、あれもこれもと欲張りになりがちです。でも、心身ともにパンクしないように、段どり上手になって忙しい時期を乗り越えましょう。
 段どり上手は掃除だけでなく、毎日の暮らしの中でも大事なこと。「暮らしのすじ道がみつかると、『今、すること、したいこと』が見えてきます」と書かれている通り、段どり上手は自分の人生を、より豊かにすることにつながります。
 混ぜて焼くだけのマドレーヌやどら焼きの作り方も掲載されています。どうぞお手に取ってご覧ください。

2016年12月11日日曜日

【本の紹介】線とあそぼう



線とあそぼう
たくさんのふしぎ2017年1月号
福音館書店

杉田比呂美 さく
本体667円+税

 いろいろな「線」が出てきます。「ふだんは気にしていないけれど、身のまわりにある線、線、線!」と言われて改めて気づくたくさんの線。線って、意外とおもしろい!
 線は、細長いすじのこと。どうやってできるのでしょう。もちろん鉛筆などでも書けばできるけど、紙を折っても線はできます。綿を撚り合わせてもできるし、光と影で線が描かれることもあります。線を探してみましょう。家の中だけでなく、外にもたくさんあります。
 線はいろいろなことに役立っています。でも「目では見えないものを見えるようにする」って、どういうことでしょう。線が何をしているか、この絵本が教えてくれます。
 最後に線を使う遊びも紹介しています。私も子どものころ、線で遊んだことを思い出しました。線についてたくさん考える絵本です。見事な着眼点です。

2016年12月10日土曜日

注文した本が入荷しました!




 まとめて注文した本が入荷しました。ご購入いただいた本の補充のほか、新たに仕入れた本もあります。ノーベル文学賞受賞で話題のボブ・ディランの絵本も再入荷しました。「はじまりの日」というこの絵本はボブ・ディランが自分の息子に向けて作ったという ”Forever Young” がもとになっています。クリスマスの絵本も増やしました。いつもながら、楽しく本を書架に並べる作業を済ませました。どうぞお手に取ってご覧ください。

2016年12月8日木曜日

【本の紹介】きょうはそらにまるいつき



きょうはそらにまるいつき
偕成社
本体1400円+税

荒井良二

 空に一つだけのお月さまを、たくさんの人たちが見上げます。それぞれの人は自分たちの暮らしを抱え、何らつながりがあるように見えません。
 でも、見上げた空のお月さまを通じて、つながっているようにも思えます。実は本当につながっていて、そのつながりこそ、お月さまが私たちに与えてくれるご褒美かもしれません。
 荒井良二さんが描く絵本の世界は深く、大きな広がりを感じさせます。その世界に沈み込むことで心地よい解放感を感じることができます。
 お月さまのやさしい光が降りそそぐ夜。誰もが、その光を浴びることが出来ます。そしてこの絵本は、実際に誰もがその光を浴びていることを教えてくれます。そんなやさしさに包まれた絵本です。

2016年12月7日水曜日

福音館書店の月刊誌2017年1月号が入荷しました!



 福音館書店の月刊誌2017年1月号が入荷しました。「こどものとも年少版」は買い物が出来る犬のクロくんが登場。タイトルは「ゆきのひのおかいもの」です。「母の友」の特集は夫婦の歴史と未来を考える「夫婦のこれから」です。
 奇想天外な中国の昔話が楽しめるのは「こどものとも年中向き」。タイトルは「こいぬをつれたかりうど」です。虎退治に出かけた狩人のお話です。「こどものとも0.1.2」のタイトルは「もぐもぐがじがじ」。子どもたちの食べる姿を迫力ある絵で描きます。
 そのほか、「たくさんのふしぎ」は「線とあそぼう」。身近にある「線」について考えた後、線で遊ぶ方法を教えてもらいます。「ちいさなかがくのとも」は「しもばしらしゃくしゃく」。霜柱が立つ寒い日はもうすぐやってきます。

2016年12月4日日曜日

【テーマコーナー】クリスマスの絵本をどうぞ!



 もうすぐクリスマスです。子どもも大人もクリスマスを楽しみにしています。
 クリスマスの絵本といえばサンタクロースが登場するお話は欠かせません。また、クリスマスツリーやプレゼント、ケーキ、そしてホワイトクリスマスなど、題材には事欠きません。
 お金持ちにも貧しい人にも、クリスマスはやってきます。クリスマスの過ごし方は人さまざまですが、誰もがどんな人にも楽しいひとときがやってくることを願っています。だから、クリスマスの絵本ではみんなが幸せになるのです。
 テーマコーナーに本棚からクリスマスの絵本をピックアップしました。どれも心暖まる素敵なお話ばかりです。どうぞ、お手に取ってご覧ください。

2016年12月3日土曜日

【本の紹介】絵巻じたて ひろがるえほん かわ



絵巻じたて ひろがるえほん かわ
福音館書店
本体3000円+税

加古里子 さく/え

 元になった絵本の「かわ」は、1962年7月に月刊「こどものとも」として出版され、1966年9月に単行本が発刊されているロングセラーです。くわのみ書房に子どもを連れてきたおとうさんが、自分自身が子どものころ親しんだこの絵本をみつけ、一つの川がページを跨いで次々につながっていることを楽しそうに説明してくれたことがあります。その「かわ」が絵巻じたてになって登場しました。
 絵本の見開きのページがそのまま1枚につながっています。折りたたまれたページを広げると約7メートル。川の源流から海に流れ着くまで、一望することができます。
 表面はカラーの4色印刷で文字がありません。絵を見て、いろいろな発見ができるように工夫されています。裏面は川の流れの変化がわかるように、黒と水色の2色で印刷してあります。最終場面は2ページ分が追加され、海の広がりがさらに大きくなりました。
 店内で実際に広げてみると、お客様から歓声が上がります。内容も決して古びることはなく、これからも広く愛される絵本の一つといって間違いないでしょう。

2016年12月2日金曜日

スタンプラリー、始まりました!



 大久保インターネット商店街(http://www.etown-okubo.net)主催のスタンプラリーが始まりました。参加店のスタンプを3つ集めると、「ホテル三日月・龍宮城」へのご招待や「菜々の湯」回数券などが抽選で当たります。くわのみ書房も参加します。応募用紙を準備してご来店をお待ちしております!
 スタンプラリー参加店で買い物や飲食、サービスをご利用後、応募用紙に店のスタンプを押してもらいます。3店舗のスタンプを集め、必要事項を記載して応募箱に入れてください。応募箱はスタンプラリー参加店や大久保商店街中央の「おやすみ処」に設置してあります。応募期間は12月1日(木)から21日(水)まで。公開抽選会が12月23日(金・祝)午後2時から「おやすみ処」で行われます。抽選会はどなたでも参加自由です。豪華賞品の特賞は、「ホテル三日月・龍宮城」ご招待(1組4名様、1泊2日)と「菜々の湯」回数券(3名様)。そのほか、1等は商品券5000円5名様、2等は同3000円10名様。3等は2000円20名様となっています。商品券は、大久保インターネット商店街商品券です。みなさま、ふるってご応募ください!

2016年12月1日木曜日

ゲームカードが入荷しました!



 楽しく遊べるゲームカードが入荷しました。どうぞ手に取ってご覧ください。
 「しりとりぐるぐるカード」は「どうぶつ」と「みのまわりのもの」の2種類。絵と名前がかかれたカードを、しりとりをしながら並べます。だんだん大きな輪になって、輪がつながったら完成です。
 「あいうえおカード」は字の読み方や書き順を覚えたり、カードで言葉を作って遊びます。
 「さかな・えあわせカード」と「どうぶつ・えあわせカード」は3枚一組のカードで遊びます。同じ魚や動物を描いたカードを3枚集めて完成させます。
 「どうぶつカード」は4枚で一組。同じ動物のカードを集めて絵を完成させます。
 「メモリーカード」は、裏返しに並べたカードを2枚ずつめくり、同じカードを合わせてゆきます。トランプの「神経衰弱」と同じ遊び方です。「ぞうくんのさんぽ」と「わにわに」の2種類です。

2016年11月30日水曜日

刺しゅうのクリスマスカードをどうぞ!




 一味違うクリスマスカードはいかがですか。手づくりで一つひとつ丹念に仕上げた刺しゅうのカードです。クリスマスツリーやキャンドル、プレゼントを入れる靴下など、クリスマスにちなむ題材を刺しゅうで描きました。プレゼントに添えて、あるいはカードだけでも、大切な人にメッセージを添えてお届けしましょう。

2016年11月27日日曜日

ジグソーパズルが入荷しました!






 お馴染みの絵本作家によるジグゾーパズルが入荷しました。「林明子クリスマスパズル」は「クリスマスの三つのおくりもの」から、破れた袋を繕うサンタさんの絵をピックアップ。おもちゃに埋もれたれいちゃんがサンタさんを見上げています。ぐりとぐらが大勢のお友だちと一緒に野外でティーパーティを楽しんでいるのは「ぐりとぐらのピクニックパズル」。「パズルきんぎょがにげた」は同じような姿のきんぎょがたくさん描かれ、ピースを選ぶのがむずかしそうです。そのほか、「ぞうくんのさんぽパズル」「わにわにぱずる」もあります。お好きなキャラクターでお遊びください。五味太郎さんによる「あおいやねのおうちをとおらず うまくゆけるかな」は迷路遊びも楽しめます。

2016年11月25日金曜日

【本の紹介】ちいさなゆきかきブルドーザー プラウくん



ちいさなゆきかきブルドーザー プラウくん
岩崎書店
本体1380円+税

ローラ・カーラー ぶん
ジェイク・パーカー え
福本友美子 やく

 町の道路管理部に小型の雪かきブルドーザーが新しく入りました。腕の先に雪かきをするためのプラウを付けています。大型のトラックたちは「ずいぶんとちいさいプラウくんだな」と言いました。
 春には小川の泥すくい、夏にはパレードの後片付け、秋には落ち葉集め。プラウくんは一生懸命働きます。そして、冬が来ると、雪かきの仕事に向けてトレーニングを始めました。でも、道路管理部の大型の車たちはプラウくんのことを当てにしていないみたいです。
 大吹雪の日、プラウくんが出動します。通りの雪かきをしますが、次から次に降って来る雪にプラウくんもお手上げです。ダンプカーが助けに出かけました。でも、雪崩があってダンプカーは埋まってしまいます。プラウくんはダンプカーを救い出すことができるのでしょうか。
 お話はテンポよく進みます。小さくても頑張って働くプラウくんに誰もが共感できるでしょう。可愛らしく描かれたプラウくんは人気者になりそうです。

2016年11月24日木曜日

「暮らしの手帖85 12-1月号」が入荷しました!




 「暮らしの手帖85 12-1月号」が入荷しました。絵本作家のあべ弘士さんが随筆を寄稿しています。「はなさない話」というとんち問答のようなお題です。あべさんはご自宅で薪ストーブをお使いのようです。薪は「原木を調達してチェーンソーで切って、マサカリで割って、積んで」準備します。たいへんそうだけど、楽しいそうです。随筆の後半で、旭山動物園で飼育係をしていたころのお話が出てきます。これもまた、楽しかったそうです。フクロウを逃してしまった失敗談が語られます。オチは読んでからのお楽しみ。随筆の挿絵は酒井駒子さんが担当されています。料理の特集では、シチューの作り方が紹介されています。寒い時期に熱々のシチュー。写真を見ても美味しそうです。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年11月23日水曜日

【本の紹介】おばあちゃんとバスにのって



おばあちゃんとバスにのって
鈴木出版
本体1500円+税

マット・デ・ラ・ペーニャ 作
クリチスチャン・ロビンソン 絵
石津ちひろ 訳

 ジェイのおばあちゃんはとても不思議です。素敵なものを、いつもジェイより先に見つけてしまうからです。
 ジェイとおばあちゃんがバスに乗ってやってきたのは、「がたがたのみちやこわれたドア、らくがきだらけのまどや、いたをうちつけたみせなど」で汚く見える街。ジェイが「いやだなあ」というと、空を指差して建物の上にかかる虹が見えることを教えてくれました。
 そんな街にある「ボランティアしょくどう」で、ジェイとおばあちゃんは食事のお手伝いをします。ボランティアしょくどうは、家のない人や食べ物に困っている人たちに無料で暖かい食事を振る舞う施設です。アメリカでは「スープ・キッチン」と呼ばれているそうです。ボランティアしょくどうには、すでに恵まれない人たちがたくさん集まっていました。始めは来ることをいやがっていたジェイも、知っている人をみつけて「ぼくやっぱり、きてよかった」と喜んでいます。
 ジェイが乗ってきたバスにはギターを持って歌う人がいました。その人の歌を聴きながら、ジェイは「おんがくのまほう」を感じることができました。ジェイはおんがくのまほうで心が豊かになり、他の人たちを愛せるようになったのだと思います。バスに乗ったのは、おばあちゃんが「バスのほうがたのしいじゃない?」といったから。おばあちゃんは素敵なものを見つけるのが本当に得意です。やっぱり不思議なおばあちゃんですね。

2016年11月20日日曜日

【本の紹介】とうだい



とうだい
福音館書店
本体1300円+税

斉藤倫 文
小池アミイゴ 絵

 岬に新しい灯台ができました。夜になったら、灯りをくるくる、海をぴかぴか。灯台の光は、船が航行するときの目印になります。
 灯台が海を眺めていると、いろいろなものが見えてきます。にぎやかな客船や魚を捕まえて運ぶ漁船、いっぱいの荷物を積んだ貨物船。魚の群れやくじらも見えます。みんな、知らないどこかから来て、知らないどこかに行ってしまいます。
 初めての冬、渡り鳥がよその国の話をしてくれました。でも、春が来ると北に帰ってしまいました。灯台は思いました。「ああそうか ぼくはどこにもいけないんだ」
 また夏が来て、秋が来て、そして2度目の冬が来ました。灯台はいつでも「くる くる ぴか ぴか」。でも、恐ろしい嵐になった夜、灯台は自分の役目をしっかり果たします。渡り鳥たちもそんな灯台を頼もしく思っているようです。
 灯台が愛くるしいキャラクターになって登場します。お話はテンポよく進み、絵も押し付けがましいところを感じさせず、気持ちよく読むことができます。

2016年11月19日土曜日

【本の紹介】すきになったら



すきになったら
ブロンズ新社
本体1400円

ヒグチユウコ

 人を好きになったらどうなるのでしょう。その人のことをもっと知りたくなるし、自分のことも知ってほしくなる。一緒に笑いたいし、悲しみも共有したい。
 人を好きになったら、その人のことばで世界が輝いて見えてくる。心が暖かくなる。
 この絵本の主人公はまだ幼く見える女の子です。好きになった相手は、なんとワニ。不思議な絵にあわせて、恋をしたときに誰もが経験した気持ちが素直に語られます。
 エロチックな雰囲気に怯んでしまうかもしれません。でも、リアルに描かれたワニからは穏やかな人柄(ワニ柄?)も感じられます。繰り返し眺めてみたくなる絵本です。

2016年11月17日木曜日

【本の紹介】カリブーの足音 ソリの旅



カリブーの足音 ソリの旅
たくさんのふしぎ2016年12月号
福音館書店
本体667円+税

大竹英洋文・写真

 タイトルになっている「カリブー」とは、インターネットで調べるとトナカイのことのようです。この写真絵本は北アメリカ大陸の北に広がる森と湖の世界を旅するようすを紹介しています。作者たちは最後に、カリブーの群れに出会うことができます。
 旅をするのはノーズウッズと呼ばれる、カナダとアメリカをまたがる広大な地域。友達のウェインが一緒です。ウェインは大工をしながら、40年以上もノースウッズに親しんできました。冬のノースウッズも、何回も旅したことがあります。
 でも、小型の飛行機で森の奥深くに出かけるのは、ウェインも初めて。この旅のために新しいそりをつくるなど、準備万端整えました。滑走路もないところに飛行機は着陸します。そこは凍って広い雪原になった湖の上でした。
 湖の氷に穴を開けて釣った魚が、すぐに凍りついてしまうような寒さの厳しい世界です。動物を見かけることもほとんどありません。それでも確かに命は息づいています。冬のノースウッズは私たちに何を教えてくれるのでしょう。

2016年11月16日水曜日

豆が変わったストレートコーヒーをお楽しみください!




 くわのみ書房では定番のブレンドコーヒーのほか、ストレートコーヒーを提供しています。今、お楽しみいただけるストレートコーヒーはエチオピアのモカ・ハマです。産地はエチオピアのイルガチェフェの中のハマと呼ばれる地域です。滑らかな口当たり、そしてレモンのような柑橘系のさわやかな味わいが特長です。透明感のある余韻もお楽しみください。

2016年11月13日日曜日

【本の紹介】おっととっと



おっととっと
こどものとも0.1.2 2016年12月号
福音館書店

柿木原政広
本体389円+税

 積み木は子どもたちにお馴染みのおもちゃです。その積み木がこの絵本の主人公です。
 子供たちはいろいろな形の積み木を積み重ねて、思い思いの造形を作ります。この絵本では積み木を人の顔に見立て、配置を変えることで生じる表情の変化を楽しみます。
 文は、わざと読みづらいように作ったそうです。読み慣れてくるとお囃子のようなリズムがあることに気づき、なめらかに読めるようになるでしょう。何回も読んで、スムーズに読めるようになるプロセスも楽しめます。
 積み木遊びの幅を広げるヒントにもなりそうです。想像力を駆使して積み木からヒーローを作り上げ、それぞれの物語を語ってみてはいかがでしょう。

2016年11月12日土曜日

注文した本が入荷しました!







 注文した本が入荷しました。これまでにお買い上げいただいた本を補充したほか、新たに仕入れた本もあります。恐竜えほんの「たたかう恐竜たち」シリーズから、「恐竜トリケラトプスの大逆襲」を初めて仕入れてみました。「ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑」の著者は盛口満さんです。先日、同じ著者の「ドングリの謎(ちくま文庫)」を面白く読ませていただいたばかりです。冬にぴったりの「ちいさなゆきかきブルトーザー プラウくん」は新刊です。入荷した本を書架に並べる作業は、いつもとても楽しい。みなさま、どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年11月11日金曜日

【テーマコーナー】赤羽末吉の絵本



 嘘は描かない。赤羽末吉氏が絵を描くときにいつも心がけていたことの一つです。
 モンゴルが舞台の「スーホの白い馬」でも、その姿勢は徹底されています。日本が行なった戦争が1945年に終わり、当時中国で暮らしていた赤羽末吉が1947年に帰国する際に持ち帰った写真を見ても、その姿勢をうかがい知ることができます。
 子どもたちは赤羽末吉の絵からリアリティを見出し、魅力を感じたのだと思います。日本や中国の民話などに基づく絵本を手がけたときも資料を徹底的に調べ、ときには現地取材まで行なって嘘のない絵にするよう努めました。
 多くの絵本を残した赤羽末吉は1980年、日本人として初めて国際アンデルセン賞画家賞を受賞しました。本棚から赤羽末吉が手がけた絵本の一部をピックアップしました。どうぞ手に取ってご覧ください。

*「赤羽末吉・中国とモンゴルの大地」展が2016年11月9日(水)から2017年1月15日(日)まで、ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)で開催されています。

2016年11月10日木曜日

福音館書店の月刊誌12月号が入荷しました!




 福音館書店の月刊誌12月号が入荷済みです。「こどものとも0.1.2」は積み木が主役の「おっととっと」。少し読みづらそうに作った文は、読み慣れてくるとリズミカルになります。声に出して楽しみましょう。
 紙人形が登場する「こどものとも年少版」のタイトルは「かみっこさん」。紙の着せ替え人形のかみっこさんが、おもちゃのおきあがりこぼしやキューピーと一緒にかくれんぼをして遊びます。見返しにかみっこさんと着せ替えの服が線画で描かれています。コピーをとって色を塗り、切り抜いて楽しむことができます。
 「こどものとも年中向き」のタイトルは「ゆきのひのアイスクリーム」。雪の日、ふゆちゃんはゆきだるまとゆきうさぎとアイスクリームをつくります。上手にできるでしょうか。「こどものとも」は「きしゃのゆ」。汽車のお風呂屋さんを描いた不思議な世界が広がります。
 そのほか、「ちいさなかがくのとも」は数字の100を目に見えるように積み木や金魚で表現した「100」、「かがくのとも」は「さんぽみちのオナモミ」、「たくさんのふしぎ」は北米のノースウッズをそりで旅するようすを写真で伝える「カリブーの足音 ソリの旅」です。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年11月9日水曜日

【本の紹介】みどりのトカゲとあかいながしかく



みどりのトカゲとあかいながしかく
徳間書店
本体1600円+税

スティーブ・アントニー 作・絵
由上恭太 訳

 たいせつなメッセージをシンプルに伝える絵本です。戦争をしないためにすべきことは、みんなで話し合って一緒に仲良く暮らすことを決める。実はとても簡単なことです。
 戦っているのは「みどりのトカゲ」と「あかいながしかく」。お互いに一歩も引きません。「なんのためにたたかっているの?」と問いかけた1匹のみどりのトカゲはあっさり潰され、それをきっかけに戦いはいっそう激しくなりました。
 疲れ果てるまで戦った後、1つのあかいしかくが「たたかいはもう、うんざりだ!」と言いました。そして、みどりのトカゲとあかいながしかくは「いっしょうけんめい」話し合うことを始めます。
 私たちはこれまで多くの戦争を重ねてきました。「いっしょになかよくくらすこと」を決めたみどりのトカゲとあかいながしかくの姿に、私たちの社会が重なることを願ってやみません。

2016年11月5日土曜日

2017年カレンダーが入荷しました!





 2017年カレンダーが入荷しました。「ぐりとぐら」や「はらぺこあおむし」「こぐまちゃん」など、絵本でおなじみのキャラクターが集まりました。外国製のカレンダーもあります。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年11月2日水曜日

【本の紹介】しげちゃんとじりつさん



しげちゃんとじりつさん
金の星社

室井滋・作
長谷川義史・絵

 しげちゃんは小学生になったばかりの女の子です。おばあちゃんに甘えてばかりのしげちゃんは夏休み前の成績表に「自立を!」と書かれてしまいました。でも、しげちゃんは“自立”が何のことかわかりません。「“さか立ち”のことかなぁ?」なんて言っています。
 おかあさんからは一人で寝るようにきつく言われてしまいました。「きょうからバアちゃんといっしょにねるのきんし!」です。一人で寝ていると、外は雨がシトシトで寝苦しい。真っ暗は怖いから小さな電気を一つだけ付けると、天井にたちまち現れた二つの目。「ひょっとしたらあれが自立さん?」
 天井は目だらけになってしまい、いっぱいの自立さんたちがしげちゃんをにらんでいます。こわくなったしげちゃんはおばあちゃんのところまで走ります。
 少しずつ成長するしげちゃんのようすがユーモラスに描かれています。くわのみ書房の近くには小学校があり、子どもたちが毎日のように店の前を通ります。春から夏、そして秋になり、子どもたちも成長しているようすがわかります。一人ひとりの子どもに、しげちゃんのように寄り添う大人がいることを祈ります。

2016年10月29日土曜日

福音館書店の月刊誌11月号が入荷しました!



 福音館書店の月刊誌11月号が入荷しました。「たくさんのふしぎ」のタイトルは「わたしたちのカメムシずかん」。カメムシは臭くて、農作物を食べてだめにしてしまう嫌われ者です。でも、岩手県葛巻町の小学校ではたくさんいるカメムシが宝物になりました。どうやって宝物にしたのか、小学生たちの取り組みを紹介します。
 「母の友」では特別企画の「こどもに聞かせる一日一話」が掲載されています。1カ月の間、毎日一話ずつ、子どもに読んであげることができます。
 そのほかの月刊誌のタイトルは、「こどものとも0.1.2」は「まねっこビュンビュン」、「こどものとも年少版」は「ふみきりくん」、「こどものとも年中向き」は「ひーじー」、「こどものとも」は「ことしのセーター」です。「ちいさなかがくのとも」は、風で飛んできた不思議な色の葉っぱがどこからきたのか探す「はっぱのいえさがし」。そして、「かがくのとも」は「たんぼにできたわらのいえ」です。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年10月27日木曜日

【本の紹介】つばめこうくう



つばめこうくう
佼成出版社

もとやすけいじ

 つばめの飛行機のお話です。つばめが飛行機の機体を背中に乗せて空を飛びます。はじめて空の旅に出発するカエルの親子と一緒に、南の島に行きましょう。
 飛行場の「くものすくうこう」にお客さんたちが集まってきました。カエルの親子はタクシーで来ました。黒いリムジンでやってきたのはコオロギ。カナブンはバスを使いました。テントウムシやミミズの姿も見えます。
 カラフルに描き込まれた絵は何回見ても楽しめそうです。明るい色使いが旅の楽しさを表現しています。
 飛行機に乗るときから降りるまでのようすを、実際と同じように描いています。子どもと一緒に飛行機に乗る機会ができたら、この絵本で予行練習をしてみてはいかがでしょう。

2016年10月26日水曜日

【本の紹介】いちにちこんちゅう



いちにちこんちゅう
PHP研究所

さく ふくべあきひろ
え  かわしまななえ

 夏の虫取りを思い出しながら楽しみましょう。虫が苦手でもゲラゲラ笑ってしまうような楽しい絵本です。
 飼育ケースのカブトムシを「ぼく」が見飽きることなくながめています。「こんちゅうって、かっこいいな」とうっとり。よほど昆虫が好きなようです。
 ぼくは「ぼくもこんちゅうみたいにかっこよくなりたいな」とつぶやいた後に決めました。「よし、いちにちこんちゅうになってみよう」
 ぼくは次から次へと昆虫に変身します。びっくりすることもあるけれど、「こんちゅうって、やっぱりかっこいいなあ〜」とぼく。「もっともっとかんさつしてみよう!」と、好きなものに対する子どもの好奇心は尽きることがありません。

2016年10月22日土曜日

【本の紹介】のびのびおおかみ



のびのびおおかみ
ポプラ社

作絵 みやにしたつや

 おおかみが遠くに何かいいものを見つけました。次から次へと、いいものが見つかります。その度におおかみが繰り返し変身していきます。
 りんごを見つけたときは、手が「びょーん」と伸びていきます。バナナやさかなでは、どうなるのでしょう。何度も読んで次にどうなるかわかっていても、子どもたちはそれを予測しながら楽しめそうです。
 おおかみは黒一色。そのほかの色使いも最低限に抑えられ、色使いはとてもシンプルです。小さい子どもにもわかりやすいでしょう。
 終わり近く、夜を迎えて場面は一転します。ダイナミックに変身してご機嫌なおおかみ。とても親しみやすいキャラクターになりました。

2016年10月21日金曜日

【本の紹介】くるくる くるくる



くるくる くるくる
PHP研究所

新井洋行

 くるくる回しながら読む絵本です。絵が逆さになるとどうなるか、予測しながら楽しみましょう。
 まず、でんぐり返しにチャレンジです。回転寿司もくるくる回っています。サッカーボールもころころ転がっていきます。
 やさしいおじいさんの顔をくるりと回すと、あらふしぎ、おこりんぼうのおじいさんに変身です。猫がねずみを追いかけていたと思えば、くるっと回すとねずみが子猫を追いかける。おうちをひっくり返すとおふねになってしまったり、絵の変化にびっくりします。
 繰り返し読んでオノマトペの表現にも慣れてきたら、子どもと一緒に、声に出しても楽しそうですね。

2016年10月20日木曜日

ケーブルテレビのニュース番組で取り上げられます!


 くわのみ書房がケーブルテレビのニュース番組で取り上げられます。以前も同じニュース番組で紹介されたことがあります。今回は子育て支援に関連するテーマで取り上げていただけるそうです。
 J:COM船橋習志野のデイリーニュースで明日21日、放送される予定です。同番組の放送時間は午後5時40分から6時まで。再放送が同日中に2回あり、午後8時30分と11時30分からです。
 先日、取材を受けました。果たして取材の主旨にお応えできたどうか、かなり不安ですが、ご協力いただいたお客様には改めてお礼申し上げます。
 ご覧いただける方は限られているとは思いますが、よろしければチャンネルを合わせてみてください。

2016年10月15日土曜日

文芸誌の「MONKEY」 Vol.10が入荷しました!




 文芸誌の「MONKEY」 Vol.10が入荷しました。特集テーマは「映画を夢みて」。読者に発せられた質問の「もしあなたが一本映画を撮れるとしたら、どんな映画を作りますか?」に対する回答で、一冊の本が初めて図書館に置かれてからの軌跡を辿る映画というのがありました。最後は廃棄処分かと思われましたが、リサイクルバザーに出され本好きの青年に拾われ、補修もされてその家の本棚に収まるというハッピーエンドが用意されています。なかなかいいアイデアと思いましたが、いかがでしょう。絵本・児童書の範疇外ですが、ご興味のある方はどうぞ手に取ってご覧ください。

【本の紹介】チョッキリ 草木を切って子育てをする虫(たくさんのふしぎ2024年5月号)

   この虫のことは、ほとんど知りませんでした。「チョッキリ」とは、体長1cmほどのちいさな甲虫です。長く伸びた口が特徴のゾウムシの仲間だそうで、同様に長い口を持っています。  名前の由来が愉快です。「ドングリに穴をあけて卵を産みこみ、最後にチョキっと枝を切り落とす」から「チョッ...