ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年12月31日土曜日

よいお年をお迎えください!


 今年4月23日のオープン後、みなさまに支えられて年末までたどり着きました。本当にありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

2016年12月30日金曜日

【本の紹介】うどんできた!



うどんできた!
ちいさなかがくのとも2017年2月号
福音館書店

加藤休ミ さく
本体389円+税

 小麦粉と水と塩。これだけでうどんが作れます。どうやってつくるのか。この絵本を見ながら、さっそく挑戦してみましょう。
 おかあさんが「うどんつくるわよ。まずはうどんのこなをだします」と言うと、うどん作りが始まります。手でこねて、足で踏んで、うどんの感触を肌から感じます。
 作者の加藤休ミさんは、インスタント全盛の今、うどん作りの体験は食べ物を知るための経験になると言います。肌を通じて食べ物を知ることは、子どもたちにとって貴重な体験になるでしょう。
 加藤さんが言うように「自分で作ったうどんは ”愛着うどん”」。うまく作れなくても楽しい。そして、美味しい。寒いときの温かいうどんは格別です。

2016年12月29日木曜日

【おすすめの1冊】アンジェロ



アンジェロ
ほるぷ出版
本体1400円+税

デビッド・マコーレイ 作
千葉茂樹 訳
(2006年5月25日発行)

 アンジェロは壁塗り職人のおじいさんです。今は古い教会の壁のぬりかえをしています。仕事中に息も絶え絶えのハトを見つけました。
 仕事を終えたアンジェロはハトをすくいあげ、帽子に入れました。帰る途中、どこかに捨てていくつもりでした。でも、町はとてもぶっそうです。家に着いたとき、ハトはまだ帽子の中でした。アンジェロとハトの交流が始まります。一人暮らしのアンジェロは、ハトを手当てして一緒に暮らすようになります。
 ハトは元気になり、アンジェロの家を出ていきます。でも、ときどきアンジェロを見に行きました。疲れた顔をしているアンジェロが心配です。アンジェロはハトをシルビアと名付け、いつも寄り添うようになりました。年老いたアンジェロもシルビアの行く末を心配しています。
 アンジェロとシルビアのお互いの思いやりが強く胸を打ちます。柔らかいタッチの絵は、少しユーモラスにやさしい心を表現しています。子どもに読み聞かせることを通じて、大人も楽しめる絵本です。

2016年12月28日水曜日

福音館書店の月刊誌2017年2月号が入荷しました!



 福音館書店の月刊誌2017年2月号をお届けします。「こどものとも年中向き」のタイトルは「へんてこなおきゃくさん」。あこちゃんがはじめてお留守番をしていると、とてもへんてこなものがやってきました。傘のおばけみたいに見えるけど、お話する声はどこかで聞いたことがあります。このおばけは、いったい何でしょう。
 仕掛け絵本になっているのは「こどものとも年少版」です。どんな仕掛けか、よく注意して見てください。タイトルは「てじなのやかた」。手品師が登場して、数々の手品を披露するお話です。
 うどんづくりが楽しめるのは「ちいさなかがくのとも」の「うどんできた!」。うどんの作り方を紹介しています。自分で作るうどんはとても美味しそうです。
 「こどものとも0.1.2」は「ちゃぷちゃぷぷーん」がタイトル。昆虫絵本でおなじみの得田之久さんが文を書きました。「こどものとも」の「なんでももじもじ」は何でも文字の絵にしてしまうのが面白い。「かがくのとも」は「リュウノヒゲ」、「たくさんのふしぎ」は「ゆきがうまれる」がタイトルです。「母の友」の特集は「LGBT じぶんの性をいきる!」です。セクシュアリティについて考える、よいきっかけになりそうです。

2016年12月25日日曜日

ストレートコーヒーの豆が変わりました!



 くわのみ書房で提供するストレートコーヒーの豆が変わりました。マンデリン・タノバタックをお楽しみいただけます。インドネシアのスマトラ島北部のリントン地区で生産されています。コクと甘味が豊かに感じられ、しっとりとしたなめらかな質感です。
 マンデリンは、かつてマンデリン族という種族が栽培していたことからその名前が付いたといわれています。タノバタックとは、バタック族の農家で生産されている豆を指すようです。
 「す~ときれいに消えていくやさしい苦味の余韻」。マンデリン独特の味わいをお楽しみください。

2016年12月24日土曜日

【本の紹介】サンタクロースの11かげつ すてきなきゅうかのすごしかた



サンタクロースの11かげつ すてきなきゅうかのすごしかた
岩崎書店
本体1400円+税

マイク・リース ぶん
マイケル・G・オントゴメリー え
三辺律子 やく

 1年のうち12月は大忙しのサンタクロース。おもちゃを山ほどつくって子どもたちに届けなければなりません。でも残りの11カ月は何をしているのでしょう。
 1月から11月まで、サンタクロースはお休みです。まるまる11か月のお休み。1月はダイエットに挑戦、2月は天気が悪い北の国を離れてアメリカのハリウッドに行き、3月は変装して街を歩き、などなど。5月には、なんと相撲を取りに日本までやってきました。
 サンタクロースといつも一緒にいるのはトナカイとエルフです。エルフは、アメリカで伝わるお話に登場する妖精です。とがった耳が特徴で、サンタクロースの助手をしています。
 今日はクリスマスイブ。なんとも愉快なサンタクロースと楽しいクリスマスを過ごしましょう。

2016年12月23日金曜日

クリスマスプレゼントを用意しました!





 ご来店の方にクリスマスプレゼントを用意しました。かわいい動物たちのマスコットです。小さいリースのストラップもあります。数に限りがあります。在庫切れの際はご容赦ください。

2016年12月22日木曜日

「暮らしの手帖別冊 暮しの手帖のクイックレシピ」が入荷しました!



 「暮らしの手帖別冊 暮しの手帖のクイックレシピ」が入荷しました。10人の料理家が「ただ早いだけではなく、誰にでも無理なく美味しく作れる」レシピを紹介します。
 大きな特長は〈1〉主材料は3つまで〈2〉かかる時間は5~20分くらい〈3〉家にある基本の調味料で-。「メインおかず」「サブおかず」「ご飯・麺類」の3章で、全114皿が紹介されています。
 料理家10人が「わが家のクイックアイデア」についてコラムも書いています。6人の著名人が寄稿しているレシピ付きのエッセイも楽しい。
 忙しいけど、おいしく食べたい人のための「ひと工夫ある時短レシピ」です。どうぞ手に取ってご覧ください。

2016年12月21日水曜日

【本の紹介】あおいともだち



あおいともだち
偕成社
本体800円+税

佐々木マキ

 男の子がお手紙を受け取ったところからお話が始まります。
 手紙を読むと「おげんきですか あそびにきてね」と書いてあります。差出人は「あおいともだち」。でも、男の子はあおいともだちが誰かわかりません。
 男の子はあおいともだちを探しますが、なかなか会えません。次から次へと、いろいろな色の動物や、なんと魔女にも出会います。出会いの繰り返しを楽しみましょう。
 いよいよ最後に、あおいともだちが登場。どんなともだちでしょう。楽しく遊んで、この絵本はおしまい。

2016年12月18日日曜日

【本の紹介】あかいけいと



あかいけいと
偕成社
本体800円+税

佐々木マキ

 女の子が赤い毛糸を見つけたところからお話が始まります。
 くるくると巻き取っていくと、女の子は「あらハートのかたち」とちょっとびっくり。
 毛糸は次から次へと、いろいろな形を描きます。さあ、今度は何が出てくるのでしょう。毛糸の変化の繰り返しを楽しみます。
 一本の毛糸が描く一筆書きの絵。とてもシンプルに描かれた絵本です。最後に登場する人にはみんなびっくりするはず。びっくりして、にっこりして、この絵本はおしまい。

2016年12月16日金曜日

ヒグチユウコ「すきになったら」絵本原画展が開かれています!



 ヒグチユウコさんの「すきになったら」の原画展が開かれています。この絵本で幼い少女が好きになった相手はワニ。その存在感に圧倒されながら、ワニを愛する少女の心情に誰もが心揺さぶられます。原画を通じて、作者が描く世界をリアルに体験してみましょう。入場無料です!

ヒグチユウコ「すきになったら」絵本原画展
【開催日時】
2016年12月16日(金)~25日(日)
※12月19日(月)は休廊
13:00~18:00 入場無料
【会場】
ブロンズ新社 青銅Room J
(東京都渋谷区神宮前6-31-15-3B, 3C、tel. 03-3498-3272)

2016年12月15日木曜日

「かぞくのじかん 冬 Vol.38 2017/WINTER」が入荷しました!



 「かぞくのじかん 冬 Vol.38 2017/WINTER」が入荷しました
 特集のテーマは「段どり上手のシンプル掃除と暮らし方」。年末の大掃除を考えていらっしゃる方におすすめです。忙しくなれば忙しいほど、あれもこれもと欲張りになりがちです。でも、心身ともにパンクしないように、段どり上手になって忙しい時期を乗り越えましょう。
 段どり上手は掃除だけでなく、毎日の暮らしの中でも大事なこと。「暮らしのすじ道がみつかると、『今、すること、したいこと』が見えてきます」と書かれている通り、段どり上手は自分の人生を、より豊かにすることにつながります。
 混ぜて焼くだけのマドレーヌやどら焼きの作り方も掲載されています。どうぞお手に取ってご覧ください。

2016年12月11日日曜日

【本の紹介】線とあそぼう



線とあそぼう
たくさんのふしぎ2017年1月号
福音館書店

杉田比呂美 さく
本体667円+税

 いろいろな「線」が出てきます。「ふだんは気にしていないけれど、身のまわりにある線、線、線!」と言われて改めて気づくたくさんの線。線って、意外とおもしろい!
 線は、細長いすじのこと。どうやってできるのでしょう。もちろん鉛筆などでも書けばできるけど、紙を折っても線はできます。綿を撚り合わせてもできるし、光と影で線が描かれることもあります。線を探してみましょう。家の中だけでなく、外にもたくさんあります。
 線はいろいろなことに役立っています。でも「目では見えないものを見えるようにする」って、どういうことでしょう。線が何をしているか、この絵本が教えてくれます。
 最後に線を使う遊びも紹介しています。私も子どものころ、線で遊んだことを思い出しました。線についてたくさん考える絵本です。見事な着眼点です。

2016年12月10日土曜日

注文した本が入荷しました!




 まとめて注文した本が入荷しました。ご購入いただいた本の補充のほか、新たに仕入れた本もあります。ノーベル文学賞受賞で話題のボブ・ディランの絵本も再入荷しました。「はじまりの日」というこの絵本はボブ・ディランが自分の息子に向けて作ったという ”Forever Young” がもとになっています。クリスマスの絵本も増やしました。いつもながら、楽しく本を書架に並べる作業を済ませました。どうぞお手に取ってご覧ください。

2016年12月8日木曜日

【本の紹介】きょうはそらにまるいつき



きょうはそらにまるいつき
偕成社
本体1400円+税

荒井良二

 空に一つだけのお月さまを、たくさんの人たちが見上げます。それぞれの人は自分たちの暮らしを抱え、何らつながりがあるように見えません。
 でも、見上げた空のお月さまを通じて、つながっているようにも思えます。実は本当につながっていて、そのつながりこそ、お月さまが私たちに与えてくれるご褒美かもしれません。
 荒井良二さんが描く絵本の世界は深く、大きな広がりを感じさせます。その世界に沈み込むことで心地よい解放感を感じることができます。
 お月さまのやさしい光が降りそそぐ夜。誰もが、その光を浴びることが出来ます。そしてこの絵本は、実際に誰もがその光を浴びていることを教えてくれます。そんなやさしさに包まれた絵本です。

2016年12月7日水曜日

福音館書店の月刊誌2017年1月号が入荷しました!



 福音館書店の月刊誌2017年1月号が入荷しました。「こどものとも年少版」は買い物が出来る犬のクロくんが登場。タイトルは「ゆきのひのおかいもの」です。「母の友」の特集は夫婦の歴史と未来を考える「夫婦のこれから」です。
 奇想天外な中国の昔話が楽しめるのは「こどものとも年中向き」。タイトルは「こいぬをつれたかりうど」です。虎退治に出かけた狩人のお話です。「こどものとも0.1.2」のタイトルは「もぐもぐがじがじ」。子どもたちの食べる姿を迫力ある絵で描きます。
 そのほか、「たくさんのふしぎ」は「線とあそぼう」。身近にある「線」について考えた後、線で遊ぶ方法を教えてもらいます。「ちいさなかがくのとも」は「しもばしらしゃくしゃく」。霜柱が立つ寒い日はもうすぐやってきます。

2016年12月4日日曜日

【テーマコーナー】クリスマスの絵本をどうぞ!



 もうすぐクリスマスです。子どもも大人もクリスマスを楽しみにしています。
 クリスマスの絵本といえばサンタクロースが登場するお話は欠かせません。また、クリスマスツリーやプレゼント、ケーキ、そしてホワイトクリスマスなど、題材には事欠きません。
 お金持ちにも貧しい人にも、クリスマスはやってきます。クリスマスの過ごし方は人さまざまですが、誰もがどんな人にも楽しいひとときがやってくることを願っています。だから、クリスマスの絵本ではみんなが幸せになるのです。
 テーマコーナーに本棚からクリスマスの絵本をピックアップしました。どれも心暖まる素敵なお話ばかりです。どうぞ、お手に取ってご覧ください。

2016年12月3日土曜日

【本の紹介】絵巻じたて ひろがるえほん かわ



絵巻じたて ひろがるえほん かわ
福音館書店
本体3000円+税

加古里子 さく/え

 元になった絵本の「かわ」は、1962年7月に月刊「こどものとも」として出版され、1966年9月に単行本が発刊されているロングセラーです。くわのみ書房に子どもを連れてきたおとうさんが、自分自身が子どものころ親しんだこの絵本をみつけ、一つの川がページを跨いで次々につながっていることを楽しそうに説明してくれたことがあります。その「かわ」が絵巻じたてになって登場しました。
 絵本の見開きのページがそのまま1枚につながっています。折りたたまれたページを広げると約7メートル。川の源流から海に流れ着くまで、一望することができます。
 表面はカラーの4色印刷で文字がありません。絵を見て、いろいろな発見ができるように工夫されています。裏面は川の流れの変化がわかるように、黒と水色の2色で印刷してあります。最終場面は2ページ分が追加され、海の広がりがさらに大きくなりました。
 店内で実際に広げてみると、お客様から歓声が上がります。内容も決して古びることはなく、これからも広く愛される絵本の一つといって間違いないでしょう。

2016年12月2日金曜日

スタンプラリー、始まりました!



 大久保インターネット商店街(http://www.etown-okubo.net)主催のスタンプラリーが始まりました。参加店のスタンプを3つ集めると、「ホテル三日月・龍宮城」へのご招待や「菜々の湯」回数券などが抽選で当たります。くわのみ書房も参加します。応募用紙を準備してご来店をお待ちしております!
 スタンプラリー参加店で買い物や飲食、サービスをご利用後、応募用紙に店のスタンプを押してもらいます。3店舗のスタンプを集め、必要事項を記載して応募箱に入れてください。応募箱はスタンプラリー参加店や大久保商店街中央の「おやすみ処」に設置してあります。応募期間は12月1日(木)から21日(水)まで。公開抽選会が12月23日(金・祝)午後2時から「おやすみ処」で行われます。抽選会はどなたでも参加自由です。豪華賞品の特賞は、「ホテル三日月・龍宮城」ご招待(1組4名様、1泊2日)と「菜々の湯」回数券(3名様)。そのほか、1等は商品券5000円5名様、2等は同3000円10名様。3等は2000円20名様となっています。商品券は、大久保インターネット商店街商品券です。みなさま、ふるってご応募ください!

2016年12月1日木曜日

ゲームカードが入荷しました!



 楽しく遊べるゲームカードが入荷しました。どうぞ手に取ってご覧ください。
 「しりとりぐるぐるカード」は「どうぶつ」と「みのまわりのもの」の2種類。絵と名前がかかれたカードを、しりとりをしながら並べます。だんだん大きな輪になって、輪がつながったら完成です。
 「あいうえおカード」は字の読み方や書き順を覚えたり、カードで言葉を作って遊びます。
 「さかな・えあわせカード」と「どうぶつ・えあわせカード」は3枚一組のカードで遊びます。同じ魚や動物を描いたカードを3枚集めて完成させます。
 「どうぶつカード」は4枚で一組。同じ動物のカードを集めて絵を完成させます。
 「メモリーカード」は、裏返しに並べたカードを2枚ずつめくり、同じカードを合わせてゆきます。トランプの「神経衰弱」と同じ遊び方です。「ぞうくんのさんぽ」と「わにわに」の2種類です。

【本の紹介】チョッキリ 草木を切って子育てをする虫(たくさんのふしぎ2024年5月号)

   この虫のことは、ほとんど知りませんでした。「チョッキリ」とは、体長1cmほどのちいさな甲虫です。長く伸びた口が特徴のゾウムシの仲間だそうで、同様に長い口を持っています。  名前の由来が愉快です。「ドングリに穴をあけて卵を産みこみ、最後にチョキっと枝を切り落とす」から「チョッ...