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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2017年6月30日金曜日

【本の紹介】あおいカエル



あおいカエル

リトルモア
え・長田真作
ぶん・石井裕也

 男の子と一緒に「あおいカエル」を探しに行きましょう。「あおいカエル」は「あおいせかい」に住んでいます。
 男の子は「あおいカエル」が好きです。「でもピョーン」と「あおいカエル」は逃げてしまいました。追いかけていった男の子は「あおいせかい」に迷い込んでしまいます。
 「あおいカエル」はなかなか見つかりません。だって、まわりはカエルと同じ青色ばかり。青い風や青い雨、青い海。見たことない青いバナナや青いイチゴまであります。
 「あおいせかい」は不思議で面白い世界。青にもいろいろな青があります。でも、青ばかりの世界にいて、男の子は少し悲しくなってきました。そして、あおいカエルのことが心配になります。「あおいせかい」で男の子は少し成長したのかもしれません。

本体1500円+税
2016年3月1日発行

2017年6月29日木曜日

【本の紹介】あからん



あからん

福音館書店
西村繁男 作

 タイトルの「あからん」は五十音の「あ」から「ん」までを意味しています。この絵本は一つひとつの文字から始まる言葉を使った言葉遊びの絵本です。
 サブタイトルに「ことばさがし絵本」と書いてあるのはどうしてでしょう。実は、一つひとつの文字のページには書かれた文字以外の言葉がたくさん隠されているのです。その言葉を探して楽しみましょう。
 ページをめくると、愉快な絵が並んでいます。ナンセンスな言葉と絵の組み合わせにより、絵本の面白さは掛け算で大きくなっていきます。
 まるまる一冊に隠された言葉を全部探し出すのはとてもたいへんそう。ここはひとつ、じっくりと腰を据えて読む必要がありそうです。

本体1400円+税
2017年2月10日発行

2017年6月28日水曜日

【本の紹介】いろいろいっぱい



いろいろいっぱい

ゴブリン書房
ニコラ・デイビス 文
エミリー・サットン 絵
越智典子 訳

 人間はこれまでに、およそ200万種類の生き物を見つけたそうです。でも、これはほんの一部。まだまだ何百万もの知らない生き物がいるといわれています。そして毎年、数千種類の生き物が新しく見つかっているそうです。
 だから、地球には何種類の生き物がいるのだろう、という問いの答えは「いろいろいっぱい!」。この絵本が「なにより、しゅるいが おおすぎて、かずえきれないんだ」と教えてくれます。
 そして、大切なことは生き物同士がお互いに必要な存在としてつながっていること。食べ物や住みかなどとして、すべての生き物が複雑に絡み合い、大きな美しい模様を織り上げています。エミリー・サットンが描く絵から、その美しさが伝わります。
 その模様を壊しているのが人間だと、この絵本は警告します。人間も模様の一部にほかなりません。私たちが生きていくために、いろいろいっぱいの生き物がつくる模様の美しさを守っていきたいと思います。

本体1500円+税
2017年2月発行

2017年6月25日日曜日

「かぞくのじかん 夏2017 Vol.40」が入荷しました!




 「かぞくのじかん 夏2017 Vol.40」が入荷しました。暮らしと子育てを豊かにするための季刊の情報誌です。特集のテーマは「心地よく暮らす「しくみ」づくり。小さな工夫40」。定期的にしていること、日々大切にしていることは一見単調に見えますが、日々の生活に潤いを与えてくれる「しくみ」になります。そんなしくみを生活上手な人たちに教えていただきましょう。どうぞ、お手に取ってご覧ください。

2017年6月24日土曜日

注文した本が入荷しました!




 注文した本が入荷しました。今回は20冊。いつもより少なめの入荷です。お買い上げいただいた本の補充もありますが、お客様からご要望があった本などを中心に仕入れました。東京子ども図書館によるブックリストの「絵本の庭へ」「物語の森へ」も初めて仕入れました。さっそく書架に並べてみました。みなさまのご来店をお待ちしております。

2017年6月23日金曜日

【本の紹介】塩田の運動会



塩田の運動会

福音館書店
那須正幹 作
田頭よしたか 画

 今から50年以上も前のお話です。場所は今の山口県防府市。そこはかつて塩田の町でした。廃止されることになった塩田の広い跡地が工場団地に生まれ変わる前、大人も子ども参加する大運動会が開かれることになりました。
 玉入れや徒競走、騎馬戦もあります。大人も借り物競争や自転車のおそ乗り競争、パン食い競争などの競技に夢中です。一番盛り上がるのは、やはりリレーです。子どもから大人まで、男女まとめて参加します。
 運動会のお話の合間に、塩田による塩作りについて解説があります。日本では、塩は海水から作られます。イオン交換膜法という工業的な方法に移るまで、塩田は塩作りに大きな役割を果たしました。塩作りの歴史を知ることは、今の日本を知ることにもつながります。
 習志野市にも、明治時代の中頃から大正時代にかけて塩田がありました。谷津の海岸では入浜式塩田が作られ、盛んに塩が作られたそうです。塩田の跡地は谷津遊園となり、谷津遊園が閉園した後、今では大規模なマンション群や公園になっています。

本体1500円+税
2017年1月20日発行

2017年6月22日木曜日

「この本読んで! 2017夏 第63号」が入荷しました!




 絵本と読み聞かせの情報誌の「この本読んで! 2017夏 第63号」(出版文化産業振興財団)が入荷しました。特集で「不思議がいっぱい 科学絵本」を企画しています。自然や生き物は科学絵本が扱う人気のテーマ。写真の絵本があれば、精緻な絵で表現する絵本もあります。今回の特集では、それぞれの代表的な作者が創作への思いを語ります。「こんにちは!絵本作家さん」の企画でも自然観察の絵本を多数手がけた松岡逹英さんが登場しています。新刊絵本の紹介は、2016年12月から17年2月までに発刊された絵本から100冊を選びました。夏に向けて、おはなし会のプログラムも紹介します。内容は盛りだくさん。どうぞ、お手に取ってご覧ください。

2017年6月21日水曜日

まとめて注文した本が入荷しました!




 まとめて注文した本が入荷しました。今回は合計で69冊。お買い上げいただいた本を補充し、これまで仕入れていなかった本も注文しました。取り寄せのご注文をいただいた本もあります。届いた段ボール箱は2箱。書架に並べて、みなさまのご来店をお待ちしております。どうぞお手に取ってご覧ください。

2017年6月18日日曜日

【本の紹介】東京のでんしゃのいちにち



東京のでんしゃのいちにち

ぶん・しゃしん もちだあきとし

 東京には大勢の人が住んでいます。また、仕事や買い物など、いろいろな用事でたくさんの人が集まります。そのため、交通機関がとても便利に作られています。
 東京でどこかに行こうと思ったら、多くの人たちが電車を使います。電車は人々を大量に、そして早く運ぶことができます。東京の中だけでなく、東京以外のところと行き来するにも使いやすい交通機関です。
 東京では本当にたくさんの電車が一日中働いています。この絵本は東京の電車の働きぶりを、一日の時間を追いながら丁寧に紹介します。使われている写真は美しく、見応えがあります。
 電車は朝早くから夜遅くまで、人々の生活と一緒に動いています。電車の写真を見ながら、そこに乗っている多くの人たちのことを想像するもの楽しそうです。

小峰書店
本体1200円+税
2017年1月27日発行

2017年6月17日土曜日

昔話を素話と絵本で楽しみました!



 千葉市にある絵本屋さんの会留府で昨日16日に、昔話を素話で聞かせていただく機会がありました。語り手は子どもたちにおはなしを聞かせる活動を長年続けている高橋峰夫さんです。
 会留府の「絵本の会」で今月に企画されたテーマが「方言で昔話を聞く・絵本で見る」。東北地方の「さんまいのおふだ」や、高知県の「だいふくもち」などを素話で聞かせていただきました。
 高橋さんは福島県のご出身だそうですが、方言も交えてテンポよく進むお話に引き込まれました。その後、同じお話の絵本の読み聞かせも体験。違った味わいを楽しむことができました。
 そもそも昔話は口承で残されたもの。語り手を通じて生き生きとした表現になることを実感しました。

2017年6月16日金曜日

【本の紹介】なつみはなんにでもなれる



なつみはなんにでもなれる

ヨシタケシンスケ

 なつみは「すごくいいこと」を思いつきました。なつみが何かの真似をしておかあさんが当てるゲームです。洗濯物を畳みながら、あまり気乗りがしないおかあさん。なつみは早速ゲームを始めます。
 なつみが見せる数々の真似っこが微笑ましい。次々といろいろな姿を思いつき、何にでもなれるなつみの本領発揮です。
 なつみの思いを受け止めるおかあさんのやさしさも伝わります。自分も真似されて、ちょっと恥ずかしくなったようです。
 なつみが眠る時間はもう過ぎています。ゲームは尻切れとんぼでで終わってしまいました。最後は何の真似だったか、みなさん分かりますか?

PHP研究所
本体1000円+税
2016年12月14日発行

2017年6月15日木曜日

【本の紹介】おおきくなってね



おおきくなってね(こどものとも年少版2017年7月号)

ごんもりなつこ さく

 野菜の赤ちゃんが、だんだん大きくなるようすを描きます。きょうりとなす、ピーマン、そして、すいか!
 赤ちゃんのときは、どれも本当にかわいい。花も一緒に描かれていて、楽しくなります。
 作者の野菜への愛情が感じられる絵本です。作者のことばにもあるように、花が咲いて一安心、小さな実がついてまた一安心。やさしく、「おおきくなってね」と語りかけます。
 育つ途中で虫に食われないかなど、最後までハラハラ、ドキドキで見守るそうです。作者は、植物が持つ生命力にも感動するといいます。丁寧に描かれた絵から、その感動が伝わります。

福音館書店
2017年7月1日発行
本体389円+税

2017年6月14日水曜日

【本の紹介】ことりのおそうしき



ことりのおそうしき

マーガレット・ワイズ・ブラウン 文
クリスチャン・ロビンソン 絵
なかがわちひろ 訳

 緑の公園で子どもたちが死んでいる小鳥をみつけます。まだ温かく、死んだばかりのようです。直に小鳥は手のひらの中で冷たくなります。子どもたちも知っています。「しんぞうが とまって しばらくすると、いしのように つめたくなるのです」。
 もう二度と空を飛べない小鳥。子どもたちはお墓を作り、お葬式をしてあげました。うたも歌いました。綺麗で悲しいうた。子どもたちは泣いてしまいました。でも、そのあとも子どもたちは公園にやってきます。そして、やがて小鳥のことは忘れてしまいます。
 子どもが生き物の死を受け止め、それを受け入れて消化していく。多くの人が、この絵本のお話と似たような体験を経ておとなになったように思います。 
 「死」という重いテーマを扱っている絵本ですが、強い共感を覚えます。温かみのある絵から、子どもたちへのやさしいまなざしを感じることができるからでしょう。このお話の絵本は以前、「ちいさなとりよ」(岩波書店)というタイトルで出版されていました。

あすなろ書房
本体1400円+税
2016年3月30日発行

2017年6月11日日曜日

【本の紹介】せみのこえ



せみのこえ(ちいさなかがくのとも2017年7月号)
福音館書店
2017年7月1日発行

槐真史 ぶん
かわしまはるこ え
本体389円+税

 セミの声が聞こえてくると「夏になったな」と思います。強い陽射しとセットになったセミの声は、夏の風物詩です。
 公園を散歩すると、セミの声のシャワーから逃れることはできません。この絵本の作者によると、日本には35種類のセミが分布し、セミのいない地域はないそうです。
 ただ、場所によって聞こえてくるセミの声は違うようです。この絵本に登場するセミのうち、私の馴染みはアブラゼミやミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシといったところでしょうか。
 縦の見開きで、セミが止まる背の高い木をダイナミックに描きます。迫力のある絵に登場するセミたちとの再会が、今から楽しみです。

2017年6月10日土曜日

【本の紹介】たなのうえひこうじょう



たなのうえひこうじょう(こどものとも年中向き2017年7月号)
福音館書店
2017年7月1日発行

さく 中村至男
本体389円+税

 小さな飛行機が部屋の中を飛び回ります。乗っているのは「きちょう」と「じょしゅくん」の二人。仲間に入れてもらえたら、どんなに楽しいことでしょう。
 表紙をめくると、本棚とテーブルのある部屋が見えます。本棚をよく見ると、そこには小さな飛行機がありました。本棚は飛行場だったのです。その名も「たなのうえひこうじょう」。「テイクオフじゃ」といったのは、たぶんきちょうでしょう。順調にフライトを続けます。
 小人になって飛行機に乗れば、たぶん世界はそれまでと違って見えるはず。どんなふうに見えるのか、この絵本がヒントをくれます。
 きちょうとじょしゅくんのとぼけた会話も楽しい。絵はとてもシンプルですが、非現実的なお話に不思議なあたたかみを与えているようで、作者の個性を感じます。

2017年6月9日金曜日

【本の紹介】みずのつぶがあるまると



みずのつぶがあつまると(かがくのとも2017年7月号)
福音館書店
2017年7月1日発行

太田大輔 さく・え
本体389円+税

 梅雨入りで雨の日が多くなりそうです。この絵本のお話も、雨が降るところから始まります。
 雨は雨つぶというように、一つひとつが小さな水のつぶです。小さな水のつぶがたくさん集まると、大きな水のつぶになります。大きな水のつぶがさらに集まると、スプーン一杯の水になります。スプーン一杯の水が集まると、コップ一杯の水になります。水がだんだん大きな集まりになります。
 水が大きくなって姿を変えていくようすを楽しみましょう。でも実は、水が水であることに少しも変わりはないのです。
 最後に出てくる水の集まりは海です。海も小さな水のつぶの集まりです。この絵本の作者は、大きな海がある地球も、宇宙から見れば小さな水たまりのようだと考えたそうです。スケールを大きくして眺めることで、本当の姿が見えてくるのかもしれません。

2017年6月8日木曜日

「母の友」2017年7月号が入荷しました!



 手紙なんて久しく書いていないという方も多いと思いますが、「母の友」2017年7月号では「手紙のたのしみ」を特集のテーマに取り上げました。電子メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)が便利に使える時代となり、仕事でも私生活でも手紙を書く機会は少なくなりました。でも、手紙やはがきをいただくと、書いてくださった方のあたたかみが伝わってくるようで、やっぱりうれしいものです。この特集で登場するテキスタイルデザイナーの脇阪克二さんは、毎日妻に、はがきに絵を描いて送っているそうです。手紙やはがきを、コミュニケーションツールとして改めて見直してみてもよいかもしれません。どうぞ手に取ってご覧ください。

2017年6月7日水曜日

絵本の月刊誌7月号が入荷しました!



 福音館書店の絵本の月刊誌2017年7月号が入荷しました。「こどものとも0.1.2」の「ピッピちゃん」は、かわいいオカメインコのようすが描かれています。小鳥の仕草を、布を使った作品で生き生きと表現しました。「こどものとも年少版」のタイトルは「おおきくなってね」。いろいろな野菜の赤ちゃんが、だんだん大きく育っていきます。「こどものとも年中向き」の「たなのうえひこうじょう」は、小さな飛行機が部屋の中を飛び回るお話。「きちょう」と「じょしゅくん」を乗せて、本棚の飛行場から順調なフライトを続けます。「こどものとも」にも野菜が登場します。おまじないのことばで小さい野菜の子どもたちが大きくなります。おまじないのことばが、タイトルの「なむちんかむちん」です。
 「ちいさなかがくのとも」のタイトルは「せみのこえ」。あなたの家の近くでは、どんな蝉の鳴き声が聞こえてきますか? 「かがくのとも」の「みずのつぶがあつまると」は、水が集まって姿形を次々に変えていくお話しです。「たくさんのふしぎ」のタイトルは「すれちがいの生態学」。キオビベッコウというハチを詳細に観察した記録です。その「フクザツな生きかた」が面白い。
 夏休みにぴったりの絵本もあります。どうぞ手に取ってご覧ください。

2017年6月4日日曜日

テーマコーナーにエリック・カールの絵本を並べました!



 エリック・カールは彩色した紙を用いたコラージュで多くの作品を制作しています。紙を切り出して表現する手法は、一見シンプルな仕上がりに見えます。
 ただ、調和の取れた形状から対象の捉え方が的確であることがわかります。一方で、常識にとらわれることなく鮮やかな色彩が使われ、その微妙なバランスに上に成り立った美しさが、見る人の心を打つような気がします。
 東京の世田谷美術館でエリック・カール展が開催中です。多くの原画に接することで、エリック・カールの作品への理解がさらに深まることでしょう。
 エリック・カールの絵本を本棚からピックアップしてテーマコーナーに並べました。どうぞお手に取ってご覧ください。

2017年6月3日土曜日

【本の紹介】ぞうさん



ぞうさん

まど・みちお 詩
にしまきかやこ 絵

こぐま社
本体900円+税
2016年3月20日発行

 お馴染みの童謡が絵本になりました。誰もが知っている歌詞は、強く人の心に響く一編の詩であることに気がつきます。
 象とともに小鳥が描かれています。詩は子どもの象と小鳥の会話になっています。シンプルな詩と絵が組み合わさり、読み進めるとそのまま映像が流れ出してくるようです。
 1歳未満の赤ちゃんに、この絵本を読み聞かせているビデオを見たことがあります。柔らかな色使いの絵ですが、赤ちゃんは絵本の世界に引き込まれていました。
 決して多くのことを語ってはいない。でも、ページをめくるごとに、内に秘めたたくさんの思いが伝わってくる絵本です。

2017年6月2日金曜日

【本の紹介】ふ・ふ・ふ




ふ・ふ・ふ

さく 梅田さとえ
え 多田ヒロシ

廣済堂あかつき
本体880円+税
2017年2月25日発行

 「ふ」で始まることばで遊びます。一つのことばが別のことばにつながり、お話が広がっていきます。
 最初は、ふうせんの「ふ」。ふっ、ふーっとふくらみ、ふわふわふわと飛んで行きます。
 声に出して読みましょう。音の響きがことばの表現をいっそう深めていきます。声で表現することの楽しさを感じます。
 単純な色を効果的に組み合わせた絵も楽しい。動きが見える絵で、お話が次々に進みます。子どもと一緒に、にぎやかに読める絵本です。

2017年6月1日木曜日

注文した本が入荷しました!



 先日まとめて注文した本が入荷しました。今回は合計で71冊。これまでにお買い上げいただいた本を補充したほか、新たに仕入れた本もあります。実際のところ、新旧バランスよく絵本をそろえていくのは本当に難しい。あれもこれも欲しいとたくさん注文したくなる気持ちをぐっと抑えます。段ボール箱から一つひとつ確認して取り出し、書棚に並べる作業はいつもながら楽しい作業です。どうぞお手に取ってご覧ください。

【本の紹介】イヌワシつかいのエルジャン

 モンゴルの高地に住む子どもの成長を描いた絵本です。そこではイヌワシを使う狩りが古くから行われていました。子どもの「エルジャン」は父親に習い、イヌワシつかいへの道を歩み始めます。  お話はイヌワシのヒナを捕まえに行くところから始まります。イヌワシをヒナから育てあげ、狩りができるよ...