くわのみ書房は「おとなの声読会」を12月1日(金)午後7時から開催しました。お気に入りの本を持ち寄って紹介し合い、好きなページを声に出して読んでみようというトークイベントです。今回が初めての開催でしたが、参加者同士の話もはずみ、終了予定時間を超えて楽しいひとときを過ごすことができました。
参加者は、店のスタッフ2人を含め7人でした。各自の自己紹介から始まり、その後、参加者が一人ひとり持参した本について、自分自身との関わりや内容を紹介します。さらに、その本の中からお好きなページを読み上げ、参加者全員で本への思いを共有します。
選ぶ本は基本的に何でもよいというルールです。絵本、児童書以外の本も紹介されてバラエティに富んだ内容になりました。取り上げる本は1人1冊ですが、参加者の多くは複数冊を持参され、1冊に絞り込むのに苦労したごようす。そのご苦労もまた楽しみの一つではないでしょうか。
また、絵本の読み聞かせでも感じることですが、本を他の人に読んでもらうと、自分で読んだときとは受け止め方が違うように思えるときがあります。そこに新しい発見を見出せれば、本の楽しみがもっと大きくなると考えています。
今回、紹介された本は、「おとうとものがたり」(やなせたかし、フレーベル館)、「ぽとんぽとんはなんのおと」(神沢利子作、平山英三絵、福音館書店)、「てぶくろ ウクライナ民話」(エウゲーニー・M・ラチョフ絵、内田莉莎子訳、福音館書店)、「直感力」(羽生善治、PHP研究所)、「虹色モザイク」(田村理江、朱鳥社)、「サンタクロースに会いました」(増田久雄文、上野紀子絵、ポプラ社)、「ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集」(村上春樹 文藝春秋)の7冊でした。
参加できる人数に限りがあり、今回の申し込みをいただきながらお断りした方もいらっしゃいました。あらためてお詫び申し上げます。なお、この会は今後も継続していきたいと考えており、次回以降の開催もブログやフェイスブックなどでご案内します。どうぞよろしくお願いします。(店主)
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